以前「賃貸でサクッと生産性爆上げな書斎を DIY する」記事でご紹介した部屋で概ね便利に仕事をしていたのですが、実は当初から不満もありました。
それは脚です!
既製品の机を組み合わせてるので仕方ないのですが、写真の真ん中のディスプレイと右のディスプレイの間に机 2 台の脚があり、正直とても邪魔です。
天板に段差もあり、そのせいでノート PC の置き場所にも制約ができていました。
とはいえ、幅 2m 前後の L 字デスクなどそうそう売っておらず、賃貸住宅なので部屋に合わせた机を特注する気にもなれませんでした。
そのような事情で前回は諦めたのでした。
昨今の事情でこの部屋で仕事をする時間も長くなっており、無理な姿勢での負担も感じていました。
元同僚がタイムリーに素敵なナレッジを公開してくれたので健康のためにも環境を整えたかったのですが、このままでは Ergonomics を考えることすらできません。
リモートワーク(在宅)における仕事環境の改善〜初級・中級・上級ごとに〜
会社から持って帰った PC の置き場所に困っていた事情もあり、思い切って Phase 2 としてさらなる DIY に踏み切りました。
Let’s DIY Phase 2
そもそも私が本当に欲していたものは壁一面の L 字デスクでした。L 字なので壁 2 面かもしれません。
DIY に勤しんだ結果、思った通りの L 字デスクができました!満足!
こだわりポイントはL字の折れ目部分内側に脚がないスリムな構造です。
(ちょこんと乗ってるのはお昼に食べたいちごサンドです、いちごサンド乗ってない写真がなかった…)
この構造をホームセンターで買える材料と拙い加工技術で実現するためにだいぶ考えました。
まずはご家庭にある方眼紙で模型を作ります。
慣れない Blender(3DCG ソフト)まで持ち出して構造を考えました。
厳密な直角など存在しない実際の部屋の各所を数ミリの誤差を許容しながらスケールで測って計算したらホームセンターへ。
心を決めて 4,200mm の集成材を買い、木材カットコーナーで切ってもらいます。
この長さ、心が踊ります。
板の長さが 4m もあると必然的に Social Distance が取れて安心です。
木材をカットしてもらい材料を一通り揃えたら、まずは L 字の短い方を作ります。
ディスプレイは上下の位置が大事なので現物を取り付けて合わせ、フレームにはすでに作っていた壁掛け部分を流用します。
会社から送った PC 一式が加わって置き場所を圧縮する方法を考えた結果、ディスプレイは縦に延ばすことにしました。
計測がスケール精度なので天板が 2mm ほど長くて引っ掛かります、がんばって嵌め込みました。
続いて L 字の長い方を作ります。
L 部分はこのような金具で強度と精度を担保します、便利。
2x4 材を使う利点の 1 つはこのような金具が充実してることですね、規格って素晴らしい。
L 字の長短 2 枚とも天板が嵌ることを確認したらワックスをかけます。
前回は一切の塗装をしませんでしたが今回はさすがに天板だけワックスをかけることにしました。
使うワックスは定番らしい BRIWAX のクリアです。
天板 1 枚ずつワックスを塗って乾かし磨きました。
板の大きさもありなかなかに手間がかかります。
こちらが今回のワックスがけセットです。
スチールウールやウエスなどを使うことが多いようですが私はリードの業務用キッチンペーパーで済ませます。
キムワイプよりは柔らかくて目が細かいです。
がんばってワックスをかけたら天板が輝きました ✨
L 字部分もぴったり合って満足です。ま、押せば微妙にズレちゃうんですけど。
満足できる L 字デスクが出来上がりました 🎉
強度を心配していたのですが思った以上に頑丈です。
ちなみにディスプレイ(モニター)ですが、個人的には27インチくらいの4kディスプレイがお勧めで私はこのサイズに統一してます。
次は椅子をどうにかするぞ 💪