「ECS Express AI Agent Workshop」を公開しました

AI (LLM)によるコード生成が当たり前になった今、1 つの課題は「いかにして Toy App から脱却し、実務で使えるプロダクトを作るか」ではないでしょうか。

AI を使えば簡単な To-Do アプリはすぐに作れます。しかし、ユーザー認証があり、データベースと連携し、AWS上に堅牢なインフラを構築してデプロイするとなると、途端にハードルが上がります。

そこで今回、AIエージェント(Claude Code 等)と対話しながら、プロダクションレディなフルスタックアプリケーションをゼロから構築するハンズオン教材を作成・公開しました。

🚀 GitHub リポジトリはこちら mazgi/ecs-express-ai-agent-workshop

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💡 このワークショップの3つの特徴

1. コードの「写経」は不要。AIを「指揮」する次世代の開発体験

通常のチュートリアルでは、用意されたコードをコピー&ペーストして進めます。しかし本ワークショップの主役は prompts.md です。

各ステップに用意されたプロンプトを AI エージェントに渡し、「実装」から「インフラ構築」「テストの作成」までを AI に委ねます。あなたはコードを書くのではなく、AI の成果物をレビューし、次の指示を出す「テックリード」としての立ち回りを体験できます。

2. AI が真価を発揮する「型に守られた」技術スタック

生成 AI は、構造化されていないコードではコンテキストを見失いがちです。本ワークショップでは、AI が正確にコードを生成できる強力なスタックを選定しました。

  • Next.js: 業界標準のフロントエンド
  • NestJS: OOP と DI(依存性注入)により高度に構造化されたバックエンド
  • Prisma: 型安全な次世代 ORM

この組み合わせにより、AI のハルシネーションを抑え、的確な機能追加やリファクタリングを実現します。

3. インフラ構築もAIで。新しい「Amazon ECS Express Mode」

インフラには新しい Amazon ECS Express Mode を採用しました。ALBやネットワーク、スケーリングなどの複雑な設定が自動化されるため、インフラの定型コードが激減します。

AI に「Terraform で ECS 環境を作って」と指示するだけで、実務に耐えうるインフラが瞬時に立ち上がります。また、インフラは「Persistent(永続化)レイヤー」と「Ephemeral(一時)レイヤー」に分離されていますので、日を跨いで学ぶ場合でも費用を抑えられます。

🎯 どんな人が対象?

  • フルスタック開発者: AI を使った新しい開発フロー(AI 駆動開発)をいち早く体験したい方。
  • フロントエンド / バックエンドエンジニア: インフラの専門家にならずとも、本番環境レベルの AWS (ECS)を構築・運用する方法を学びたい方。
  • テックリード・アーキテクト: AI と相性の良いアーキテクチャ設計や、OAuth2 IdP とのセキュアな連携基盤のベストプラクティスを探している方。

🛠️ ステップバイステップで確実に進める

リポジトリ内は step-0(空の状態)から step-final(OAuth2 IdP 連携と ECS デプロイが完了した完成形)まで、スナップショットとしてディレクトリが分かれています。

AI の出力がブレてエラーになっても心配いりません。エラーメッセージをそのまま AI に渡して「自己修復」させるか、次のステップのディレクトリに移動して「正解のコード」からいつでも再開できるエスケープハッチを用意しています。

さあ、始めましょう!

完成した step-final の環境は、単なるチュートリアルの成果物ではなく、あなた自身のプロダクトを開発するための強力なテンプレートとしてそのまま実務に転用できます。

少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひリポジトリを Fork して、AI とのペアプログラミングを楽しんでみてください!

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💡 ワークショップを進める上でのヒント: 効果的に学ぶために、AI の処理を待っている間にプロンプトや生成されたコードを読むことをおすすめします。一度にすべてを終わらせる必要はありません。ご自身のペースで進めてください!